高学歴・高収入男性という選択は正しいか？

高学歴・高収入男性と結婚すればご両親も大喜びされますし、友人の羨望の的でしょう。ご自身も婚活成功者として幸福の絶頂かと思います。

でも、高学歴・高収入男性との結婚は手放しで素晴らしいことなのでしょうか？ 

婚活の結果として、たまたま結婚相手が高学歴・高収入であったならばそれがベストだと思います。しかし、高学歴・高収入を狙って婚活すると、結婚生活がギクシャクするかもしれません。

高収入・高学歴の男性は仕事でとんでもなく忙しいです。おおよそ35～50歳位の間は重要なポジションにつき、会社からの期待も大きいので自分の人生を投げ打って仕事に没頭しているはずです。
日常のほとんどすべてが仕事中心に回っているでしょう。頭の中も仕事だらけでプロジェクトの収益、デッドライン、プレゼンなどで毎日がものすごいストレスです。10人に１～2名はメンタルを患いながらも必死に頑張り続けます。

結婚後しばらくはあなたとの生活中心で生活が回っていきますが、そのうち仕事中心に戻らざるを得ないでしょう。帰宅も遅くなります。大企業なら年に2～3回くらいは祝日と合わせると1週間程度の連続休暇が取れるかもしれません。しかし、医者などの高収入の士業は休めないので、数日の旅行すら取り難いかもしれません。海外事業の関係者なら一年のほとんどが海外出張の可能性もあります。あなたは今の仕事を離れて彼と海外同伴するか、今の仕事を続けて別居するという決断が必要になるかもしれません。

また、彼らは自らを厳しく律する人生を送り、その結果として高学歴と高収入を獲得してきました。一方で、パートナーにもそれを当たり前のこととして望みがちです。その厳しい視線は徐々にあなたの生き方にも注がれるかもしれません。

また、高収入と言いますが、年収1000万円程度では生活費に困ることはありませんが贅沢はできません。子育て時代にBMWや都心のタワマンを買うなどは貴方とのダブルインカムで少なくとも1500～2000万円の世帯収入が無いと難しいでしょう。子供が社会人になるまでは子育てと老後の貯蓄に集中する必要があり、ディナーはファミレス中心です。

高学歴・高収入男性との結婚生活はおおよそこんなもので贅沢はできません。また、家族との自由な時間や人生の楽しみの点では窮屈かもしれません。

さて、あなたが高学歴・高収入男性を望んでいるとして、あなたは結婚して何を実現したいですか？

上で描いた男性との暮らしでそれが叶いそうならＯＫです。でも、不安になるのならこだわるべきではないかもしれません。あなたの結婚イメージを実現してくれそうな男性を探すべきだと思います。

収入に関してはダブルインカムが当たり前の時代になりました。貴方の年収が400万円であれば、年収600万円の男性を選択すれば世帯収入1000万円です。関東の地方都市であれば、女性300万円と男性400万円の世帯収入700万円は子育てをしながらストレスのない楽しい人生を謳歌できる金額だと思います。

貴方はパートナーとなる人とどんな人生をおくりたいのか、しっかりイメージしてほしいと思います。それを実現してくれそうなパートナーを婚活の中で見つけ出すべきです。高学歴・高収入だけがあなたの幸福な人生を作り出すものではありませんし、逆に働くこともあることを心に留めておいてください。

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